奇しくもcxネタ連続で行きます

ついに我が水道橋博士もこう言わざるを得ません。

竹島問題で、厳戒態勢、
制服警官が、数百人張り付き、
まるで映画のJSAの如き舞台裏。

異業種、凸凹ファイターが勢ぞろいの、この大会。
ポカポカドボンのようなファイト振りもあったが、
熱狂的応援を背に地元チェ・ホンマンの優勝で、
韓国万世の大成功大会となった。

しかし……。
互いに一回戦を勝ち抜き、
観客待望の日韓横綱対決が実現した、
チェ・ホンマン vs 曙。
かっての田園コロシアムのハンセン vs アンドレを彷彿する
超大型対決に会場は異様な興奮に包まれ、
客席の日本人はアウェイながら、
我が国の「横綱」に感情移入し、肩入れした。

「K-1のハルウララ」などとバカにされつつも、曙は、
仮にも、日本では、国技、神事でもある相撲の横綱である。
本来、横綱は『神』であると思っている(ハズ)。

それだけに試合開始直後のタオル投入だけは、
異郷の地で、いたたまれない、恥ずかしさを感じ、
美学の喪失を痛感させられた。


仮に曙の故障が深刻であったにせよ、
せめて、この事態に、セコンドに対し、
「なぜ止めるのぉ!!
 これは、横綱の男同士のプライドの闘いなのよぉ!!」
と怒鳴るメンタリティーこそ、格闘家の正常ではないか。

しかも、この日の復帰試合に選手生命を賭け、
公約どおり、ポイント稼ぎの勝ち逃げの闘いを拒否し、
一回戦で玉砕した、角田さんにも申し訳ないだろう。

俺は、今まで曙の不甲斐なさを見ても、
その、「もう一丁!」精神には共感し、
一度も冷笑することなく応援し続けていたが、
今回ばかりは、心底、落胆……。

心底落胆。

なおかつ

曙が渡米、29日にWWEマット登場

 WWE参戦の決まった曙(35)が今日28日に渡米する。K−1谷川イベントプロデューサーによると、米国でテレビ収録の行われる29日のWWEスマックダウン(ヒューストン)に来場し、4月3日のレッスルマニア21(ロサンゼルス)で試合出場する予定になっている。ビッグショーとの相撲マッチが発表されているが、曙自身は「米国に行ってみないとどうなるのか分からない」とK−1側に伝えてきたという。
 あくまでも単発的な参戦となる。本来、曙のマネジメントはK−1を運営するFEGにあるが、今回は曙の関係者とWWEで参戦が進行した。谷川プロデューサーは「K−1は黙認という形で送り出します。頑張って欲しいが、今後は直接交渉してほしくない。試合で相撲マッチと言って相撲を軽視するようなことをさせられたら…。曙選手にはイメージダウンしてほしくない」と心配していた。

谷川さん、曙のイメージダウンを心配されるのならば
もうK-1のマットにも上げてはいけません。
角田戦直後のインタビューで、
何故ローキックを出さなかったのかとの問いに
角田「選手」は、
「男と男の勝負は顔面の殴り合いでしょう」とのコメント。



そんな事言ってたら、裁判長では無くとも疑いを持つ。



かつてK-1は無情の勝負の世界であったと思う。
その強さに憧れ、そしてアンディ・フグや佐竹の戦いに感銘を受けて
僕はK-1を見続けてきたけれど、これは本当に終焉かも知れない。
ラスベガスで角田を「倒さなかった」武蔵しかり。


角田の知的で論理的な側面にも強く惹かれてきたこの5年来ではあったが
あの日から何かが変わってしまったのだろうか。
やはり、経営を考えれば避けようがない舵であろうか。
素敵なエンターテイメント、K-1



「男は負けると判っていても、戦わねばならない時があるのだ。」
                 (キャプテン・ハーロック