琢磨は微妙な立場に? すべてはバトン次第?

これからのパフォーマンスが問われる琢磨
2006年の契約について、B・A・R Hondaからもルーベンス・バリチェロからも、まだ何も発表はされていない。しかし、ハンガリーGP前にささやかれたうわさが真実だとするなら、バリチェロは来シーズン、B・A・R Hondaに移籍 することになる。
ジェンソン・バトンは昨年交わしたウィリアムズとの契約を破棄し、B・A・R Hondaに残りたいという意思を盛んにアピールしている。
もし、バトンが残留し、バリチェロが加入ということになると、微妙な立場 に置かれるのは佐藤琢磨だ。
「琢磨の役割ははっきりしている。毎戦ポイントを獲得することだ」と『Speed TV』に語ったB・A・R HondaのCEO、ニック・フライは、「我々は皆、大人だ。チームが目指しているコンストラクターズチャンピオンシップでの勝利を実現するためには、二人のドライバーにすべてのレースでポイントを獲得してもらわねばならない。それが琢磨に課せられたチャレンジだ」と語っている。
ハンガリーGPで今シーズン初ポイントを獲得した琢磨に今後、厳しい挑戦が待ち受けていると言えるだろう。
一方、バトンがウィリアムズでマーク・ウェバーのチームメイトになるのかどうかという点に話題が集中する中、やや仲間外れにされた観があるのはニック・ハイドフェルドだろう。今シーズンは、しばしばウェバーを上回る活 躍を見せているにもかかわらず、チームにとって彼はいまだ3番目の選択肢でしかないようだ。しかし、ハイドフェルドには来季のBMW(現ザウバー)との 関係が指摘されている。そのBMWには、マッサのフェラーリ行きが決まった 今、少なくとも、あと一つ空席があるということになる。

「我々は皆、大人だ」…その通り。非常に、絶対的に「大人」だ。僕も頑張ってみようかなぁ。