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今回の出張は柔な僕にはhard過ぎて、今年の抱負たるところの
「Blogのコマメな更新」が出来ず。

しかしまたオモロ体験。

・・・・・・・

JRサンダーバードに乗って新大阪で新幹線ひかりレールスターに乗る
という予定の帰路計画だった。

が、夕刻という事もあってか、
サンダーバードは無く「特急雷鳥」で、レールスターは「のぞみ」になってしまった。

しかも、雷鳥が切符購入の5分後発車。
昨日の夕食以来何も喰っていないので、高額な駅弁を回避すべく
駅のコンビニ弁当を買う・・・という時間が無い。

これは非常事態。

雷鳥」…多分ベージュ色のペイントにマルーンのラインが入ってるんだろうな?
と思っていると、やっぱりそうだった。

ホームの自販機でペットボでも買っておけば良かったのだが、
寝不足と胃痛でその気力も無く、老朽特急車両に乗り込む。
座席確認と共に挫折の念・・・こんな列車に車内販売はあるのか?

そう思うと余計に乾く喉と空く腹。
しかもなんたる事か愛すべきメンソールの煙草もあと1本しかない。
これは寝るしかない。

そう思い、新大阪到着時刻を確認すると、
サンダーバードよりもの凄く遅い(ような気が)。
心に絶望の花が咲き乱れる。

とにかく、寝る。

新大阪であのシート最悪の「のぞみ」への乗り換え時間が30分ある。
その時間で

(1)キャッシュを引き出す(切符代でオケラ)
(2)本を買う
(3)不味くて高いサンドイッチを買う

これらを敢行するのだ。
そうすれば、

(4)プリティーな車内販売員からコーヒーを買う

で、素敵な帰路になるという計画。



心配しないで。もちろんそうは行かなかった。

異変を感知したのか?
高槻あたりで目が覚める。その後思い出の地、茨木を通過。
そして我が青春の千里丘・・・停車。

停車??

線路内に人が進入したとのアナウンス。

その後、何度となく「信号が赤の為停車」。

新大阪に雷鳥が滑り込んだのは、のぞみが発車する10分前。
単なる乗り換えなら必要十分な時間。
だが、この後の3時間弱を無駄に過ごしたくない。
しかし構内にキャッシュディスペンサーが見あたらず、
以下問題の行為↓

『出口より自動改札で出ようとするがブザーがなり、
 仕方なく駅員に切符を見せて出る』(要御記憶)


ところが、2カ所のCD機(計3台)共に我がカードを
「現在お取り扱いできません」と吐き出す。

無情を感じつつ、乗れる新幹線でも探してから
構内の書店でペーパーバックでも漁るか、と みどりの窓口へ。

すると綺麗なお姉さんのところが空いていてラッキー。
切符を変更してくれと提示すると、
「丁度今から自分も同じ列車に乗るので、ご一緒します」と微笑んだ。






と言うのは嘘で、
徐に邪険な表情と化し、
「お客様、途中下車されての切符の変更は承りかねますが?」

え?ダメなの?
だって出る時何にも言われなかったし?
だいたい電車とか乗らないからわかんねーんだよ!

と瞬間に思うが、相手が美人で良かった。
ぐっと堪え、電車が遅れたし、その為に所用が遂行できなかった旨を
紳士的に懇願した。

渋々「では今回だけ特別に」と、ラッキーにもレールスターに変更。

もし彼女が不細工だったら罵詈雑言を浴びせたあげく、
切符の交換はしてもらえなかっただろう。絶対に。
そういう意味でも美人はその自身のみならず、他人にも得を与えるのだ。

帰りの車内では仕方なく読了したばかりの風の歌を聴けを再読。

・・・・・・・

10年程前に新大阪行きの新幹線で隣合わせたお姉さんが、
徐にたこ焼きの包みを開けて勧めてきた。
聞けばデザイン系の学校に行っているという。
音楽の趣味が絶妙に合って盛り上がったのだが、
当時意中の女性がいたアホな僕は素っ気無く新大阪で別れてしまった。

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