世界最大のスーパーも出逢い系商法か?

■買い物しながら恋人探し……は中止 米ウォルマート
バージニア州ロアノーク――当地にある米小売り最大手ウォルマート・ストアーズの支店はこのほど、「金曜夜は買い物しながら恋人探し」とうたって始めた催しを中止する羽目になった。本社からのお達しが下ったためだというが、本当の理由は発表されていない。
ウォルマートのロアノーク店は6月、ドイツ国内のウォルマート各店にならって、買い物しながら出会いのチャンスを作ろうという企画を開始。金曜夕方に限り、赤いリボンを付けたショッピングカートを押して歩けば、それはデートの相手を探している合図だった。店内には、気になる相手と知り合うための「出会いポイント」も特設されていた。
米国内でこのキャンペーンを行ったのはロアノーク店のみ。ウォルマート本社の広報は、企画中止の理由についてコメントを避けている。
一方で、企画中止を知らずに22日の金曜夕にロアノーク店を訪れたデール・ファイヤボーさん(63)はAP通信に対して、店員に中止の理由を尋ねたところ、ほかの客から苦情があったためだと説明されたと話した。
「がっかりだ。40歳を過ぎててタバコも酒もやらないからバーには行かないって人間は、いったいどこで出会いを探せばいいんだ」とファイヤボーさん。

ウォルマート男、ファイヤボーさんを救う企画、なんとかならないか?